よしりん御伽草子
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よしりん先生は、わざわざ読む必要はないと言ってましたが、帯に「これは太宰治への挑戦である!」とあり、先生自身が執筆動機として語っているものだから、やっぱり気になって、太宰の『お伽草子』を読んでるところです。
そうしたら、確かに違和感だらけ!
よしりん先生はいまの「おとぎ話」が原型をなくして無毒化していることを批判していましたが、
https://www.gosen-dojo.com/blog/38717/
なんと、太宰は「カチカチ山」でタヌキがお婆さんを殺していることについて、
「まさに陰惨の極度であつて、所謂児童読物としては、遺憾ながら発売禁止の憂目に遭はざるを得ないところであらう。現今発行せられてゐるカチカチ山の絵本は、それゆゑ、狸が婆さんに怪我をさせて逃げたなんて工合に、賢明にごまかしてゐるやうである。それはまあ、発売禁止も避けられるし、大いによろしい事で あらう」
なんて書いてたもんだから、びっくり仰天!
おとぎ話の堕落としか言いようのない無毒化改変は、戦後の反戦平和主義のせいかと思っていたのですが、実は太宰が『お伽草子』を出版した昭和20年の時点で既にかなり進んでいて、太宰はそれを「賢明」で「大いによろしい事」と言っていたのです!
それならば、『よしりん御伽草子』は本来の御伽噺を復活させる、100年に1度の快著と言っても過言ではないでしょう!
この歴史的意義を持つ絵本をもっともっと多くの人に読んでもらいたい!!
CM動画も公開中!
https://www.youtube.com/channel/UCNSfFqxevRrPV9E4NlzL_HQ